なつかしのヤマハ　タウニー【初めて購入したバイクの体験談】

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2014/08/04 2014/08/04

私が初めて買ったバイクは、ヤマハのタウニーという５０ｃｃの原付バイクです。大学３年生の時で、中古で買いました。３０年くらい前のことです。それでも２万５千円くらいでした。当時、ジャズ演奏家の渡辺貞夫がCMをやっていて気になっていたので、中古見つけたときはすぐに欲しくなってしまいました。「男のソフトバイク」というのが当時キャッチフレーズでした。スクーターのようにひざを揃えて乗るのではなくて、またがって乗るというのがなんとなく自転車のように気軽で気に入っていました。その分、荷物を載せる所が少ないというデメリットになりましたが、またがって乗る、というほうが安定感を感じで好きでした。

このバイクを買うまでは自転車やバスを使っていたので、バイクで自分が好きなようにどこへでも短時間で行けることに対して非常に自由を感じたし、行動範囲も広くなりました。バイクを買ったころは、まだヘルメット着用が義務化されていなかったので、自転車とは異なる風を感じることが出来ました。大学の同じクラブでスクーターを持っている連中と日帰りで走りに行ったりもしました。海が近かったので海まで行ったり、海岸線を走ったりして単純に走ることを楽しみました。

でも、バイクが趣味というほどではなく、また、専攻が工学部機械科ではありましたが、大してバイクの知識も無く、メンテナンスもきれいに磨くだけ、という程度でした。

友人とバイクで遠乗りしたときのことです。走っているとエンジンが息継ぎしたり、止まったりするようになりました。どうしたんだろう？故障か？とバイクを見ても何が悪いのか判りません。止まって見て、また走り出すと走りますがまたすぐにエンジンが止まります。これを２，３回繰り返した後、そうだ、ガソリンが無いのか！？とガソリンのコックをリザーブに切り替えるとちゃんと走り出しました。まぁ、こんなことも知らずに乗っていたのですが、このバイクで、バイクについてちょっとずつ学んでいった、という感じでした。
でも、このバイクは１年半くらいで新車の自転車を買うために売り払ってしまいました。当時、まだ人気が出る前のマウンテンバイクに気が移ってしまいました。

もう３０年前のことなので、世の中には走っていないだろうなぁ、実際街中でも見ないし、と思っていましたが、インターネットバイク中古サイトで見ると、なんとまだ売っていました。いつまで製造していたのかわかりませんが、よく残ってるなぁと懐かしさを感じました。