任意保険の補償内容は？

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2014/03/17 2014/03/20

誰だって事故を起こす可能性がある

レース界のスーパースターだったノリック・アベでさえ交通事故で亡くなってしまいました。

世界でトップクラスのライダーでさえバイク事故を起こすのですから「自分は事故起こさないから大丈夫」なんて有り得ないでしょう。

相手から追突してきたら防げるものではありません。
相手が飛び出して来たとしても、それが歩行者であればバイクに乗っているアナタ損害を補償することになります。

前回も言いましたが、大事なことで2回言いますよ。
無保険ヤロウはバイクに乗るな。

さて、それでは任意保険の保障内容について説明したいと思います。

対人賠償保険

交通事故で他人を死傷させた場合に、治療費、休業損害、慰謝料等の補償をしてくれる保険です。
この保険の金額は無制限するのが一般的です。
なお、自賠責で支払われる保険金を超える部分について適用されます。任意保険の対人賠償責任保険は自賠責保険の上積み保険なわけですね。

対物賠償保険

交通事故で他人の車両や物に損害を与えてしまった場合に、補償してくれる保険です。
こちらも保険の金額は無制限するのが一般的です。
保険金額を2千万円程度にする商品もありますが無制限にしても、保険料の違いは年間で数千円です。

他車運転危険担保特約

他人から借りたバイクで事故を起こしてしまった場合に補償を受けることのできる特約です。

搭乗者傷害保険

バイクに搭乗中の運転者、そして同乗者が事故によって死傷した場合に、契約時に決めた金額を定額で他の保険と関係なく支払います。
定額なので、事故によって発生した損害金すべてをフォローできるとは限りません。

人身障害保障保険

搭乗者傷害保険と同じく、事故で死傷した運転者、同乗者に対して支払われる保険です。
相手との示談がまとまらない場合や、相手が無保険で支払い能力が無い場合でも使うことができます。

無保険車傷害保険

事故の相手方が任意保険に加入していない時でも補償を受けることができます。

気を付けておきたいのは、後遺障害や死亡した場合にのみ適用され、完治するケガの場合には適用されません。
また、車の修理代などのモノについても補償されません。

自損事故保険

相手のいない単独の自損事故によって運転者自らが死傷した場合に支払われる保険です。
相手のいる事故であっても、100対0で相手に過失がない場合はこの保険から保障を受けることができます。
気を付けておきたいのは、車の修理代を補償するものではなく、死傷した「人」に対する補償だということ。
砂利で転んだ場合や紅葉の季節に落ち葉で滑った時にも使えるので結構バカにできません。